コロナの影響で慌ただしい病院がターゲット?!すぐにできる防犯対策とは
更新日: 2020/04/10
病院において考えられる犯罪リスク
年中需要の絶えない病院。さらにこの時期はコロナの影響で例年以上に来院数が増えているかもしれません。そんな時に気をつけたいのが病院の防犯対策。慌ただしい病院内では医師や看護師たちは診察や対応で忙しく、気が回らない状態です。老若男女が訪れる病院では命の危険性はもちろん備品や貴重品も多いため、常に防犯意識を持ち防犯対策を講じている状態がベストです。
以下は、病院において考えられる犯罪リスクです。
①見舞客や患者を装った病棟への侵入による窃盗・傷害事件
②待合室における荷物の置き引き
③事務室やロッカールームのような内部エリアへの侵入・窃盗
④薬品や注射針の盗難による犯罪への二次被害
上記4つ以外にもさまざまなパターンが考えられますが、最も防ぎたいのは「カルテ盗難による個人情報流出」、「殺人や殺傷による人的被害」、「薬品盗難による犯罪への二次被害」でしょう。常に人がいる環境である病院はターゲットが多く、敢えて病院だけを狙ってくるパターンも珍しくありません。さらに入院病棟がある場合は密室にいる、かつ無抵抗状態の患者をターゲットにするケースも危惧されます。
病院が慌しい状況に陥りやすい世間の状況を狙い、犯行を目論んでいる可能性もあるでしょう。特にコロナの影響により通常よりも手が離せない状態である病院では、いつも以上に防犯対策にも力を入れていく必要があります。
病院でおすすめの防犯対策とは
被害の重さに関わらず犯行が起こったという事実は病院側の信頼問題にも関わり、その後の病院経営にも影響が出るでしょう。命を救う場である病院は同様に、犯罪からも人々を守っていかなければなりません。慌ただしいこの時期だからこそ安心して患者の対応ができるよう改めて、防犯対策を見直してみてはいかがでしょうか。
忙しい今でもすぐにできる、病院でおすすめの防犯対策をご紹介します。
SOS非常ボタン
受付や診察室、可能であれば病室に設置することで緊急時、即座に異常を発信できます。特に金銭授受をしている受付は強盗に狙われやすいポイントです。緊急時は110番通報している余裕もなく、院内の人たちを安易に巻き込めません。ワンプッシュで監視センターへと異常を発信し、警備員が迅速に駆けつけ必要に応じて110番通報にも対応してくれます。持ち運びもできるので、院内を巡回する医師や看護師にもおすすめです。
防犯カメラ
大切なカルテを保管している事務所、外に持ち出されてはならない薬品や備品を保管している薬品庫などに設置することで怪しい動きを察知。さらに待合室や病室にも設置することで、夜間や忙しくて巡回できない時間帯なども24時間365日機能している監視センターで安全を確認してくれます。