入塾が多い春、保護者を装った不審者に要注意!学習塾に必要な防犯対策3選
更新日: 2020/04/03
対応が難しい学習塾の防犯対策
新学期を迎える春、この時期に入塾を考えるご家庭も多いのではないでしょうか。学習塾は学校と同じように保護者から子供を預かる立場。万が一の事態があってからでは遅いため、事前の防犯対策が必要です。
一見不審者に狙われにくいと思われがちな学習塾。しかし自習室を開放していたり、見学が自由にできたりと誰でも出入りできる環境の学習塾も多くあります。また入塾する際は保護者が直接塾に出向くケースが多いため、不審者に保護者を装われてしまっては、なかなか気づくことができません。
さらに学校のようにあらかじめ保護者を把握できるデータは持ち合わせていないため、堂々と保護者を名乗られたら疑うことも困難。学習塾側も生徒数を増やすためには保護者とのコミュニケーションが重要なので、なかなか警戒心を持って対応できないでしょう。
よくあるケースとして不審者はすぐには犯行に及ばずに、まずは学習塾の下見をします。その段階で保護者を装うことも。その時点で何か少しおかしいと感じた場合には、次に行動に移された時でもすぐに対処できるよう警戒しておく必要があります。学習塾では直接金銭の管理をしていないため、防犯対策への意識が薄まってしまいがちです。しかし、生徒の命を預かっている、漏洩してはならない個人情報を管理しているという観点から常に防犯対策は必要な場です。
学習塾に効果的な防犯対策とは
生徒の命や個人情報を預かる学習塾。さらに学校よりも人の出入りに対して警戒しにくい場なので、いざという時に備えた防犯対策をしておくべきです。ここでは学習塾に必要な防犯対策3選をご紹介します。
SOS非常ボタン
学習塾に人がいる時間帯に不審者が現れた場合に効果的。ワンプッシュで異常を監視センターに送信し、警備員が迅速に駆けつけてくれます。必要に応じて110番通報を行うため、被害を最小限に抑えられるでしょう。
遠隔操作機能でセキュリティ管理
離れた場所にいても、学習塾のセキュリティ状況をいつでも確認できます。夜間や休講日、またGWやお盆のような長期休暇の際に鍵を締めてきたか不安になることも。そんな時でもスマートフォンやパソコンから、遠隔操作機能でセキュリティをセットできます。
防犯カメラ
保護者を装って接触してきた不審者を特定するために、出入口に防犯カメラを設置することで後から警戒するべき人物の顔や特徴を把握できます。画像録画機能もあり、不在時の異常はスマートフォンに通知がくるのでいつでも状況確認ができ安心です。