空き巣に狙われやすいベランダの特徴や防犯対策を紹介
更新日:2025/09/24
住宅で日常的に使うベランダは、洗濯物を干したり、ちょっとした物置代わりに活用したりと欠かせない空間です。しかし、ベランダは外からの視線が届きにくいため、空き巣にとっては侵入口としてターゲットになりやすい傾向にあります。
そこでこの記事では、空き巣に狙われやすいベランダの特徴と、被害を防ぐための具体的な防犯対策について詳しく解説します。
空き巣に狙われやすいベランダの特徴
ベランダは外からの視線が届きにくく、空き巣にとって侵入しやすい場所のひとつです。窓の無施錠やクレセント錠だけの簡易的な鍵は狙われやすいほか、ガラスを割って手を差し込み、短時間で解錠されてしまうケースも少なくありません。
また、ベランダに室外機やゴミ箱などの足場になるものを置いていると、登りやすくなるためリスクが高まります。さらに植木や物置などで死角が多い環境は、空き巣に作業しても気づかれにくいと思わせてしまうため注意が必要です。
このように「簡単に侵入できそう」「気づかれにくい」と思わせる要素が揃っているベランダほど、空き巣に狙われやすいということです。
空き巣被害を防ぐための防犯対策
ベランダは生活に欠かせない空間である一方、外からの侵入経路として狙われやすい場所でもあります。しかし、ちょっとした工夫や設備を整えることで、空き巣にとって入りにくい家に変えることができます。
そこでここからは、今すぐ実践できる具体的なベランダの防犯対策を詳しく紹介します。
補助錠を取り付ける
ベランダの窓は標準的なクレセント錠だけで施錠している家庭が多く、防犯性が低いと言われています。空き巣はガラスを割って簡単に手を差し込み、数秒でクレセント錠を解錠してしまうことが可能です。
そこで効果的なのが補助錠の取り付けです。補助錠を追加することで二重ロックとなり、侵入にかかる時間を大幅に延ばすことができます。空き巣は時間がかかるとリスクが高まるため、補助錠があるだけで侵入を諦める可能性が高まります。
防犯フィルムを貼る
ガラスを破って侵入するガラス破りは、古典的でありながら今も多い手口です。しかし、窓に防犯フィルムを貼ることで、この手口を大幅に防ぐことができます。防犯フィルムは厚みと強度があり、ハンマーやドライバーで叩いても簡単に割れません。
侵入に時間がかかればかかるほど空き巣はリスクを感じ、犯行を諦めやすくなります。窓を壊されにくくすることは、ベランダ防犯の中でも最も効果的な方法のひとつです。また、普段通りの見た目を保ちながらも高い防犯性を実現できる点も大きな魅力といえます。
窓用ブザーを取り付ける
侵入を防ぐ効果的な方法のひとつが音による威嚇です。窓用ブザーは、窓が開けられると大きな警報音を発する仕組みで、空き巣が最も嫌う「音」を活用した防犯対策です。両面テープで貼り付けるだけの簡単な製品も多く、手軽に導入できます。
突然の大音量は犯行を諦めさせるだけでなく、周囲に異常を知らせる役割も果たします。なお、防犯ブザー単体でも効果はありますが、補助錠や防犯フィルムと併用することでさらに効果的な防犯対策になります。
防犯カメラやセンサーライトを設置する
ベランダに防犯カメラを設置すれば、侵入前から強い抑止力となります。録画機能付きのものやスマホで映像を確認できるタイプなら、不在時でも状況を把握でき安心感が高まります。
また、センサーライトは人の動きを感知して自動で点灯するので、夜間の不審者を威嚇できます。突然の強い光は周囲からも目立ち、空き巣にとってはリスクが増すため、侵入を諦めやすくなります。
防犯砂利を敷く
ベランダや庭先に敷く防犯砂利は、踏むとジャリジャリと大きな音が鳴る特殊な砂利で、不審者の侵入を知らせる効果があります。空き巣は音を嫌うため、防犯砂利を敷くだけで心理的な抑止力が生まれます。
ベランダが地続きになっている一戸建てや、庭を通って侵入される恐れがある住まいには効果的です。導入コストも比較的安く、敷き詰めるだけで施工も簡単なので手軽に始められます。普段の景観を損なわず自然に防犯力を高められる点も魅力で、他の対策と併用することがより効果的といえるでしょう。
ホームセキュリティを導入する
より効果的な防犯対策に取り組みたい場合は、ホームセキュリティの導入が効果的です。窓やベランダにセンサーを設置し、侵入が感知されると即座に異常信号を送り、警備員が駆けつけてくれる仕組みです。
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