一戸建ての防犯はホームセキュリティが最適?狙われやすい理由とおすすめの防犯対策を紹介
更新日:2025/08/06
一戸建て住宅は集合住宅と比べて防犯面でのリスクが高く、十分な防犯対策をしていないと空き巣の標的になってしまうことがあります。ただ鍵をかけるだけでは防犯の観点からは不十分なため、複数の防犯対策を組み合わせて家族の安全を守ることが大切です。
そこでこの記事では、一戸建てが狙われやすい理由をわかりやすく解説したうえで、防犯性を高めるための具体的な対策を紹介します。大切な家族と住まいを守るためにも、すぐにできる防犯対策を参考にしてみてください。
一戸建てはなぜ狙われやすい?
一戸建て住宅が空き巣に狙われやすい理由は、構造的な特性と環境にあります。まず、玄関・勝手口・掃き出し窓・バルコニーなど侵入経路が多く、死角ができやすいため、不審者にとって侵入しやすいのが特徴です。
また、集合住宅と違って住人同士の目が届きにくく、周囲に気付かれずに犯行に及ぶ環境が整っていることも大きな要因です。警察庁の住まいる防犯110番によると、令和6年における侵入窃盗の発生場所認知件数として、集合住宅が全体の10.5%に対し、一戸建ては29%と約3倍近い発生件数となっています。
このように、一戸建てには「人目が少なく」「侵入しやすい」というリスクが複合的に存在するため、防犯対策が非常に重要となるわけです。
参考:警察庁住まいる防犯110番「データで見る侵入犯罪の脅威」
一戸建ての防犯はホームセキュリティが最適?おすすめの防犯対策
一戸建て住宅の防犯対策を考えるうえで重要なのは、「侵入されにくい家」をつくることと、万が一の際に迅速に対応できる体制を整えることです。空き巣や不審者は、侵入に手間がかかる家や異常時にすぐ通報される家を避ける傾向があるため、複数の対策を組み合わせることが効果的です。
そこでここからは、物理的な侵入を防ぐ防犯対策から異常時に自動通報してくれるホームセキュリティサービスなど、一戸建てに有効な防犯対策を具体的に紹介していきます。
補助錠の取り付け
空き巣の多くは、玄関や窓の鍵をこじ開けて侵入します。中でも無施錠や1ロックのみの扉は、簡単にターゲットにされやすい傾向がありますが、そこで有効なのが補助錠の取り付けです。
補助錠は、既存の鍵に加えてもう一つロックを追加することで、侵入に時間がかかるようになり防犯性が飛躍的に向上します。そのため、空き巣に「侵入に手間がかかる家」と思わせる抑止効果も期待できます。手軽に設置できる後付けタイプも豊富にあり、ドアだけでなく窓用の補助錠も併用することで、より強固な防犯対策となります。
センサーライトの設置
センサーライトは、人の動きに反応して自動で点灯する照明機器で、夜間の防犯対策として非常に効果的です。暗闇の中で光が突然点灯すると、空き巣は人に見られていると感じ、犯行を諦める傾向にあります。
玄関や勝手口、裏庭、2階バルコニー下など、死角になりやすい場所に設置すると効果が高まります。最近では、ソーラー充電式や電源不要のLEDタイプなど、省エネで簡単に取り付けられる製品も多く、DIYでも導入しやすい点が魅力です。
センサーライトは物理的に侵入を防ぐものではありませんが、心理的抑止力として非常に高い効果を発揮するため、他の対策と組み合わせて活用するとよいでしょう。
防犯ガラスへの交換
窓ガラスを割って侵入するガラス破りは、空き巣の手口として非常に多いものです。1階やバルコニーに面した掃き出し窓はとくに狙われやすく、通常のガラスでは簡単に破られてしまいます。
こうした侵入を防ぐために有効なのが、防犯ガラスへの交換です。防犯ガラスは、2枚のガラスの間に強靭な中間膜を挟んだ構造で、割れても貫通しにくく、侵入に時間がかかるため、犯人があきらめる可能性が高まります。
また、破片の飛散も抑えられるため、安全面でもメリットがあります。既存の窓に防犯フィルムを貼る簡易的な方法もありますが、より確実な防犯を目指すなら、ガラスそのものを交換する方が安心です。
防犯カメラの設置
防犯カメラは、空き巣に対する非常に高い抑止力を発揮します。カメラが設置されていることで「記録される」「身元が割れる」といった心理的圧力がかかり、犯行を思いとどまるケースが多くなります。
また、万が一侵入された場合でも、録画映像が証拠として役立つため、警察への通報や捜査の際にも効果的です。屋外に設置する場合は、耐候性・防水性の高い製品を選びつつ、玄関や裏口、車庫まわりなどの死角を中心に設置しましょう。
ホームセキュリティの導入
本格的な防犯対策として高い信頼を得ているのが、ホームセキュリティの導入です。センサーを通じて異常を検知すると、警備会社に自動で通報され、状況に応じて警備員が現場に急行してくれます。
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