新築住宅は狙われやすい！新築時に導入したい防犯対策まとめ
更新日：2023/06/29
新築を含む住宅は侵入窃盗犯のターゲットになりやすいため、適切な防犯対策を施す必要があります。これら侵入窃盗・強盗などの被害に遭わないためにも、犯罪者特有の行動パターンを理解した上で効果的な防犯対策を講じましょう。
本記事では、新築物件の購入を検討している方向けに、防犯の重要性や新築時に導入しておきたい防犯対策について詳しく解説します。
新築住宅の防犯対策が重要な理由
新築住宅が、侵入窃盗犯のターゲットになりやすい理由はいくつか存在します。例えば、新築住宅の区画というのは、周囲の家が未完成状態なことも多い傾向にあります。そのため、新しい隣人がまだいないケースも多く、近隣周辺の目がない状況なので、犯罪者にとって行動しやすい環境にあるということが挙げられます。
その他にも、入居直後ではセキュリティシステムなどが整備されていないことが多いです。このような環境というのは、犯罪者にとって侵入障壁が低くターゲットになりやすいと言えます。
警視庁が公開している「住まいる防犯110番」では、令和四年における侵入窃盗の発生場所認知件数で一戸建住宅が最も多く全体の33％とされています。要するに、侵入犯罪のターゲットとして、戸建て住宅は非常に狙われやすいので、適切な防犯対策を講じることが重要です。
参考：警視庁「住まいる防犯110番（データで見る侵入犯罪の脅威）」
新築時に導入したい防犯対策
ここからは、新築住宅の購入を検討している方向けに「新築時に導入しておきたい防犯対策」を紹介します。新築時から防犯対策を講じることで、セキュリティ意識も高まるほか、侵入犯罪のターゲットにされにくい環境を構築できます。新築住宅で安心して暮らせるように、防犯対策を実施しましょう。
新築の防犯対策① 窓周り
窓は犯罪者にとってもっとも侵入しやすいポイントです。窓からの侵入を防ぐために、防犯ガラスの採用は効果的な防犯対策のひとつです。防犯ガラスは強度が高く、侵入者が窓ガラスを割って侵入するのを難しくすることができます。一般的なガラスよりも割るのに時間がかかるため、侵入しにくい環境を構築できます。
また、既存の窓ガラスに防犯フィルムを貼ることも有効な対策です。防犯フィルムはガラスが割られても破片が飛び散らないようにするだけでなく、ガラスを割ってすぐに侵入するのを防ぎます。
さらに、窓に面格子を取り付けることで、物理的に侵入者の行く手を阻むことも効果的です。近年の面格子はデザイン性に優れており、安全性と見た目の良さを両立することが可能です。
最後に、窓の錠前に補助錠を取り付けることも効果的な防犯対策となります。補助錠は窓をこじ開けるのをより困難にできるので、犯罪のターゲットになりにくくできます。これらの防犯対策を組み合わせて実施することで、新築住宅の安全性は大きく向上します。
新築住宅の防犯対策② 出入り口
住宅における出入り口というのは、犯罪者にとって侵入しやすい場所のひとつなので注意が必要です。
例えば、ディンプルキーの採用は防犯効果が高い対策の一つです。ディンプルキーは特殊な形状を持つ鍵で、一般的なピッキングツールでは開錠が難しいため、防犯効果が高いとされています。
また、スマートコントロールキーの導入も侵入防止に役立ちます。スマートコントロールキーは、電子ロックで物理的なキーがないため、キーを盗まれるリスクや「無締まり」を防ぐことができます。
なお、サムターンカバーなどのアイテムの取り付けも重要な防犯対策です。空き巣の典型的な手口である「サムターン回し」を防ぐことができるので、サムターンカバーを取り付けることは効果的な防犯対策です。
新築住宅の防犯対策③ 建物周辺・室内
窓や出入り口以外にも、建物周辺や室内の防犯対策を講じることは重要です。
例えば、建物周辺に防犯砂利を敷くことは有効な防犯対策です。防犯砂利は踏むと特有の音を出すため、これを家の周囲に敷くことで、侵入者の存在を音で察知することができます。
また、カメラやセンサーを取り付けることも効果的な防犯対策です。カメラは侵入者の姿を捉えることができ、センサーは動きや音を検知することができます。これらを室内や、建物周囲に設置することで、早期に侵入者を察知できるだけでなく、犯罪者の侵入を抑制する効果もあります。
新築住宅の防犯対策④ ホームセキュリティ
ここまでにさまざまな防犯対策を紹介しましたが、住宅におけるもっとも効果的な防犯対策がホームセキュリティの導入です。
センサーを設置し、異常を検知すると24時間365日、警備員がすぐに駆けつけてくれます。また、警備会社のステッカーが玄関や窓周辺に張られていることで、侵入犯罪を未然に防ぐ効果もあります。
ホームセキュリティを導入して新築住宅のセキュリティを向上させましょう。
