雨樋が空き巣の侵入経路になる!?やっておくべき防犯対策をご紹介
更新日:2022/05/31
主に屋根に設置されている雨樋(あまどい)は、雨水を地上に運ぶための設備です。雨樋を設置することで多くのメリットがありますが、雨樋が空き巣の進入経路になる可能性もあるため、防犯対策を講じておく必要があります。本記事では、空き巣被害を防止するため、すぐに実行できる雨樋の防犯対策についてご紹介していきます。
そもそも雨樋ってなぜ必要?雨樋の役割とメリット
雨樋は多くの住居をはじめとする建物に設置されており、さまざまな役割があります。具体的な役割としては以下が挙げられます。
・雨水から外壁の汚れや劣化を防止する
・雨水の勢いを抑え、地面をえぐらないようにする
・通行人に勢いよく雨水がかからないように守る
・建物の基礎を雨水から守る
・騒音の発生を抑える
・建物付近に雨水が溜まらないよう排水する など
雨樋の設置に際して注意することとは?防犯対策に注意
上記のように雨樋は、さまざまな役割とメリットがあり、住宅などの建物に欠かせない存在です。その一方で雨樋は、性能を保つために定期的な掃除やメンテナンスが必要だったり、住宅の景観を損なう恐れもあります。実際に雨樋のメンテナンスが不十分だと、雨水が溢れてしまったりと、上記で触れたような役割が果たせません。さらに破損や不具合によって二次的な被害につながる可能性もあるため、雨樋の設置に際しては注意が必要です。
そして中でも雨樋の設置に際して、空き巣の進入経路になってしまう恐れがあり、防犯対策を施す必要がある点に関しては特に注意しましょう。
雨樋が空き巣の侵入経路になる!?
まず結論として、雨樋は空き巣の侵入経路になります。あくまでも空き巣犯が侵入するのは玄関や窓からですが、中でも窓からの侵入は多くの割合を占めています。住宅2階の窓やベランダの窓から侵入する際に、侵入経路として雨樋を使うケースが報告されています。
具体的には、雨樋を建物に設置するための留め具に、空き巣犯が手足を引っ掛けて外壁をよじ登ったり、雨樋で体を支えながら窓のロックを解除したりといったケースが挙げられます。こうした点から、雨樋は空き巣の侵入経路になる場所であり、防犯対策が必要と言われています。
雨樋の防犯対策におすすめの防犯対策
多くの役割やメリットのある一方で空き巣の侵入経路となってしまう雨樋。ここからは雨樋の防犯対策として、具体的な方法を3つご紹介していきます。
雨樋付近に踏み台になるような物を置かない
上記でも触れたように雨樋は、空き巣犯が手足を引っ掛けて壁をよじ登る際に使用されてしまいます。その際、近くに踏み台になるような物があると、より簡単によじ登れるようになってしまいます。
実際のところ、雨樋は単体で人の体重を支えられるほどの強度がないケースもあります。そのためなんらかの踏み台に登り、その上で雨樋を補助的に使用する傾向があります。よって踏み台を設置しておかないことで、雨樋を使った侵入を阻む効果が期待できます。
雨樋を窓から離れた位置に設置しておく
2つ目は雨樋を窓から離れた位置に設置しておくことです。雨樋と窓の距離が離れていることで、実際に侵入する窓に手足が届かず、侵入できないように対策することができます。しかし、雨樋を窓から離れた位置に設置しておくといっても、すでに設置されている雨樋の場所を変更するのは難しいケースもあるため、今後家を建てる場合や引越しの際に参考にしてください。
雨樋の防犯対策に効果的な防犯機器を設置する
上記でご紹介した2点の防犯対策は、あくまでも補助的な防犯対策に過ぎません。より強固な防犯対策を施すには、防犯機器を設置することが重要です。具体的な雨樋の防犯機器としては、次のようなものが挙げられます。
忍び返しによる雨樋の防犯対策
忍び返しとは、空き巣犯が住宅へ侵入することを防ぐため、主に塀などに設置される防犯機器ですが、雨戸に設置できるタイプの忍び返しも販売されています。忍び返しを設置することで、外壁へよじ登れないようにしたり、手足をかけられないようにでき防犯効果を期待できます。
防犯カメラによる雨樋の防犯対策
空き巣犯は防犯カメラに記録されることを嫌うため、防犯カメラも効果的な防犯対策の1つです。防犯カメラは設置されているだけでも、空き巣のターゲットから外すケースも多くなるため、犯罪の抑止に効果的です。
雨樋の防犯対策にはホームセキュリティがおすすめ
雨樋には、さまざまなメリットがある反面、空き巣の侵入経路になる可能性もあるため防犯対策を行うことが重要です。
忍び返しや防犯カメラによる防犯対策も有効ですが、ホームセキュリティ会社が提供するホームセキュリティサービスに加入するのも1つの方法です。
忍び返しや防犯カメラは効果的な雨樋の防犯対策ですが、警備会社などが提供するホームセキュリティサービスはより安心です。実際に人感センサーや防犯カメラで空き巣犯や不審者を捉えた場合には、専任のスタッフが現場に駆けつけてくれるため、対応を専門家に任せられます。
雨樋の防犯対策をお考えの方は、ぜひ1度検討してみてはいかがでしょうか。