防犯対策に窓シャッターは有効？設置するメリットについて解説
更新日：2022/04/14
空き巣が住宅に侵入する際、窓は最も侵入経路になる割合が高い箇所です。そのためご家庭の防犯対策を進める際には、窓の防犯対策が重要なポイントです。窓の防犯対策として有効な方法として、防犯ガラスと窓シャッターが挙げられます。この記事では、防犯ガラスと窓シャッターの違いから、窓シャッターの有効性、設置のメリットについてご紹介していきます。
窓の防犯対策には防犯ガラスと窓シャッターがある
まずは、防犯ガラスと窓シャッターの2つの違いについて解説します。
防犯ガラスとは？
防犯ガラスは、その名の通り犯罪を防止するためのガラスで、一般的なガラスよりも高い強度が特徴です。通常の窓ガラスは一枚のガラス板になっていますが、防犯ガラスは一般的に2枚のガラス板の間に合成樹脂の膜（中間膜）を挟み、両側から圧着させることで高い強度を保っています。
これによって防犯ガラスは、ガラス破りを防ぐ効果があり、侵入を阻止できます。もちろん100％割れない訳ではありませんが、ガラス破りに時間がかかるため、仮に狙われたとしても犯行を断念させるという点でも効果的です。
また防犯ガラスは、強度がありながらも太陽の光を取り込めるので、明るさを損ないにくいのも特徴です。さらに防音効果やUVカット機能が追加されているものもあります。
窓シャッターとは？
窓シャッターは、主に防犯を目的として窓に取り付ける建具です。基本的にはガレージや工場などに設置されているシャッターを、窓用に小型化したものです。防犯ガラスとは異なり、何枚もの細長い部材をすだれのようにし、枠体に巻き込んだり片寄せして収納できるのが特徴です。
また防犯ガラスと同様に侵入を阻止でき、仮に狙われたとしても断念させるという点でも効果的です。さらに一般的には防犯ガラスよりも強度に優れているため、より高い防犯効果を期待する場合には窓シャッターがおすすめです。
窓シャッターの有効性と設置するメリット
一般的に防犯ガラスよりも強度に優れ高い防犯効果を期待できる窓シャッターですが、その他にも次のような有用性とメリットが挙げられます。
1.窓シャッターは災害対策にも効果的
災害の多い日本において、窓シャッターは災害対策にも効果を発揮します。特に台風のように大雨や強い風が吹く場合でも、窓シャッターが設置されていることで、家への被害を最小限に食い止められるメリットがあります。その他にも自宅から火災が発生した際に近隣への被害を押さえたり、近隣の住宅から火災が発生した際に被害を最小限に食い止める効果が期待できるのもメリットの1つです。
2.窓シャッターは遮熱効果や防寒対策にも効果的
窓シャッターが設置されていることで、窓遮熱効果や防寒対策が期待できるので、室内を快適な温度に保ちやすくなるメリットがあります。特に夏場は温度や紫外線の関係で、光を取り込みたくないケースも少なくありませんが、その際に窓シャッターであれば光をシャットアウトできます。また冬場の冷気をシャットアウトする際にも効果的です。
もちろん光を取り込みたい場合には、窓シャッターをあければ通常のガラス窓のように光を取り込めます。また遮熱効果や防寒対策に効果を発揮することで、間接的にエアコンの電気代を抑えることも可能です。
3.窓シャッターは防音にも効果的
窓シャッターは防音にも効果的なので、外の騒音を防止する効果はもちろん、家庭内の音を外に漏らしにくくするという点でもメリットがあります。小さなお子さんがいる家庭などでも、騒音による近所トラブルを回避するためにも有効と言えます。また防音効果が高いことで、勉強や作業に集中できる点もメリットです。
4.窓シャッターは安眠にも効果的
光をシャットアウトでき、防音にも効果的な窓シャッターは、安眠にも効果的です。安眠の妨げになるのは主に光と音ですが、一般的なガラス窓では光や音が入ってきます。一方で窓シャッターを活用することで、一般的なガラスよりも家主がコントロールできる幅が広がるので、その点もメリットと言えます。
窓シャッター以外の防犯機器も導入し窓の防犯対策をより強固にしよう
窓シャッターは災害や遮熱、防寒、防音、安眠など多くのメリットがあり、防犯対策としても効果的です。防犯対策として窓シャッターを導入する際は、その他の防犯機器も導入することでより強固な防犯環境を整えられます。
さらに強固な防犯環境を整えるには、ホームセキュリティ会社が提供するホームセキュリティサービスに加入するのも1つの方法です。例えば窓の異常な開閉を検知できる「SOSワイヤレスマグネットセンサー」や室内を三次元で検知できる「SOSパッシブセンサー」などがあります。こうした機器が不審者を検知した際には、専任のスタッフが迅速に駆けつけ対応してくれるので安心です。窓の防犯対策をお考えの方は、ぜひ1度検討してみてはいかがでしょうか。
